ペンペン草のあゆみ・活動

ペンペン草のあゆみ

平成元年、ボランティアセンター主催の要約筆記講習会(全5回)を修了した人たちで勉強会を継続し、「塩尻要約筆記グループ」を結成しました。
その後、平成7年に名称を「塩尻要約筆記グループペンペン草」としました。
ペンを使っての活動であること、親しみやすい名前であること、雑草のごとく踏まれても踏まれてもたくましくという意味が込められています。

要約筆記とは

要約筆記は一言で言えば文字による通訳です。手話通訳者の方は手話で聞こえない方たち、特にろう者の方に伝えます。これに対して、その場で文字にして伝える文字通訳が要約筆記です。ずっと聞こえていた人生の途中で聞こえなくなられた難聴者の方や中途失聴者の方に要約筆記通訳が役に立ちます。
要約筆記は人が話すことばをそのとおり、そのまま全部書くのではなく、意味を変えずに短く要約しながら文字にしていきます。要約筆記には手書き要約筆記とパソコン要約筆記があります。

ペンペン草の活動

ペンペン草では、要約筆記の勉強・技術向上のための学習会や、難聴者の方々との交流を行っています。 難聴者の方々と一緒に様々な場所に見学に行ったり、クリスマス会でゲームなどを楽しみます。
また、ペンペン草のメンバーの多くが、塩尻市の登録派遣通訳者としての活動を行っています。

松本市歴史の里への見学での通訳の様子
県の防災訓練でのホワイトボードを使った手書き要約筆記の様子